2017年4月2日(太平洋時間)、マジックキャッスルを運営するアカデミー・オブ・マジカル・アーツ(The Academy of Magicial Arts, 通称:AMA)が第49回AMAアワードを開催し、「マジシャンオブザイヤー」を含む各賞を発表した。
Hall of Fame | The Academy of Magicial Arts
http://www.magiccastle.com/hall_of_fame/
Magician of the Year Award
デレク・デルガディオ(Derek DelGaudio)
リッキー・ジェイのシアターショーに協力したり、デビッド・カッパーフィールドやマック・キングなどの有名マジシャンのコンサルティングを行った経験を持つ。有名どころでは、2006年の映画「プレステージ」のコンサルタントを担当。日本では、「Derek Delgaudio Japan 2012」というセンターディールやフォールスシャッフルを扱ったレクチャーノートを出している。なお、2011年と2012年にはAMAの「Close-Up Magician of the Year Award」を2年連続で受賞している。
Close-Up Magician of the Year Award
マイク・ピショッタ(Mike Pisciotta)
カルフォルニア州に拠点を置き、マジックキャッスルのバーマジシャンとして活動している。また、今回で「クロースアップマジシャンオブザイヤー」を2年連続受賞となる。
Parlour Magician of the Year Award
ハンサムジャック(Handsome Jack)別名:ジョン・ロヴィック(John Lovick)
これまでステージネームである「ハンサムジャック」の名で2000年度から10回以上も同賞にノミネートされていたが、今回悲願の初受賞となった。日本では、「I dream of mindreading」の考案者「ジョン・ロヴィック」の名で知られている。
Stage Magician of the Year Award
クレアボヤント:トミー・テン&アメリ・ヴァン・テス(The Clairvoyants: Thommy Ten & Amelie van Tess)
オーストリアの男女混成のメンタリストデュオ。2015年のFISMイタリア大会でのメンタリズム部門優勝を皮切りに、2016年にはテレビや舞台を通じて大活躍の一年となり、その功績が同賞受賞にも響いたといったところだろうか。
Lecturer of the Year Award
ロブ・ザブレッキー(Rob Zabrecky)
日本では、ちょうど去年からスクリプトマヌーヴァが彼のレクチャーノート「インターセクション」を出したのも記憶に新しい。2011年と2012年にはAMAの「ステージマジシャンオブザイヤー」を2年連続受賞を果たし、また2014年と2015年には「パーラーマジシャンオブザイヤー」を連続受賞している。1年の間を空けて別部門で連続受賞するというこのパターンからすると、もしかしたら次の年も…?
Junior Achievement Award
コリンズ・キー(Collins Key)
2013年に弱冠16歳で人気オーディション番組「America’s Got talent」に出演。決勝戦まで順当に駒を進め、結果、ファイナリストにまで上り詰めた。(当時優勝を飾ったのはあの日本人ダンサー、蛯名健一)。現在はチャンネル登録数340万人を抱えるユーチューバーとしての顔も持つ。
Award of Merit:ビル・スミス(Bill Smith)&ミルト・ラーセン(Milt Larsen)のダブル受賞
Special Fellowship:Dr. エドウィン・ドーズ(Dr. Edwin Dawes)&フランツ・ハラリー(Franz Harary)のダブル受賞
Creative Fellowship:セバスティアン・クレルグ(Sebastian Clergue)
Performing Fellowship:ルイス・ピエドライタ(Luis Piedrahita)&フィールディング・ウエスト(Fielding West)のダブル受賞
Lifetime Achievement Fellowship:ジョージ・シンドラー(George Schindler)
Masters Fellowship:ゲル・コッパー(Ger Copper)