マジシャンなんかをやっていると、度々困った質問に出くわすことがある。
スペインのマジシャン、エドゥー・ラトーレ(Edu Latorre)によると、お客さんはマジシャンがそうした質問に聞き飽きているとはつゆ知らず、他にはないユニークな質問だと思って聞いているのだと指摘する。
この問題をスペイン各地にいるマジシャンたちと共有したところ、場所は違えど、どうやら同じフレーズが繰り返されていることを知ったという。
ラトーレはスペインのクリエイターチーム「Thinking Paradox」のメンバーとして、よくある質問とその切り返し方についてブログでまとめており、今回はその中から一部紹介しよう。
なお、彼は自分の演技スタイルについて、とても気さくで切り返す際の言葉のトーンは誰も怒らないような面白い感じで言っているとのこと。
Frases Tipicas Magos Posibles Resquestas | Thinking Paradox
https://thinkingparadox.com/frases-tipicas-magos-posibles-respuestas/
1. 50ユーロを500ユーロに変えることはできますか?
A.できるかどうかわかりませんが、僕に渡してくれれば、瞬時に消してみせます。
A.もちろん。ですが、それにはあと1000ユーロいだだきます。
A.もしそんなことができるとしたら、今日ここにいると思いますか?もしそうなら、あなたには会っていないと思いますよ。
A.それができたら、僕はバハマにいますよ。
A.身知らずの人にやってあげない理由があるとすれば、自分のためにやってるってことですよ。
2. 僕の銀行口座をいっぱいにしてください。
A.それにはあなたの口座番号とキャッシュカードが必要ですね。
3. 僕をもっとハンサムにできない?
A.僕はマジシャンであって、外科医じゃないので。
A.僕の専門はお客様が求める奇跡を起こすことで、それは管轄外ですね。
4. エビをもっと出したり、グラスにワインを注いだりとかってできる?
A.すみません。僕はマジシャンであって、ウェイターじゃないんです。
5. 妻を消すことはできますか?
A.しばらく前に奥様も同じことを言ってましたよ。
A.殺し屋を雇うには追加料金が必要になります。
6. 義理の母を消してくれたら、ビールを奢りますよ。
A.もうお母様にはご夕食に誘われてるので。
A.フェラーリを買ってくれるならいいですよ。
7. それってどうやったらできるの?
A.それを教えたら、君を殺さなくちゃいけない。
A.それなら次の信号を出たところで売ってますよ。
8. 宝くじの当選番号ってわかりますか?
A.僕はもう買ってあるんで、今週は買わない方がいいですよ。
9. 今、何を考えてると思う?
A.なぜだか警察に捕まるようなことを考えてますね。
A.あなたのためにも、それは言わない方がいいと思いますよ。