ジェームズ・ランディの100万ドルチャレンジが実は終了していたことが判明


ジェームズ・ランディの「100万ドル超能力チャレンジ」とは、1996年から科学的な審査基準の中で超能力を証明できた人にその報奨金として100万ドルを進呈するというキャンペーンだが、それが実は2015年9月をもって既に終了していたことがわかった。

元々、このキャンペーンは1964年から始まったもので、当初の報奨金を1000ドルとしていた。その後、1980年には1万ドルに増額され、1996年にはランディの友人で当時世界最大のインターネットサービス会社の創業者だったリック・アダムス(Rick Adams)が100万ドルを寄付してから、大々的にメディアで取り上げられるようになった。

2008年1月、ジェームズ・ランディ教育財団(通称:JRFF)が資産を別のことに回すとの理由から2010年に報奨金の廃止を発表。すると、各メディアが「100万ドルチャレンジ終了」という語弊ある内容で報じたため、その翌年に「100万ドル超能力チャレンジ」の継続が発表された。

2015年1月、ランディはJRFFを退くことを発表。同年9月には理事会が基金を助成基金として使うことが決定し、「100万ドル超能力チャレンジ」が正式に打ち切られた

1964年以来、挑戦者の数は延べ1000人を超え、2014年まではほぼ毎年のように止めどなく挑戦者らが現れていたものの、誰一人として成功する者はいなかった。

なお、彼は2007年にTEDに出演。ユーモアを交えながら超常現象や超能力のくだらなさや深刻なスピリチュアル詐欺について訴えており、彼がなぜこのようなキャンペーンを打ち出したのかが刺さる内容となっている。

心霊詐欺に対するジェームズ・ランディの痛烈な批判 | TED
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