2016年10月4日、海外ドラマ「SHERLOCK／シャーロック」で有名な俳優 ベネディクト・カンバーバッチがマジックを使って、さりげなく水資源について訴えた動画が公開された。この動画は海外のファッション向け雑誌「Vanity Fair」のキャンペーン動画として製作された。
Benedict Cumberbatch Does a Magic Trick | YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=X4TsY6KnXD0
冒頭、パッと見ではわからないが、ペットボトルのラベルをモチーフにしたタイトルが表れる。
「水は素晴らしい資源だ。空気、火、土、水といった四大元素の１つでもあり、その中でも水は状況によってその姿を変える」と語り始めるベネディクト。
「例えば、凍らせれば固い氷となり、熱すれば蒸気になる。そして、その蒸気が大気の中で雲を作り出し、雨を降らす」と、淡々と言いながら、ペットボトルの口を手で塞ぎ、おもむろにひっくり返す。
そのまま塞いだ手をどけるも、ペットボトルの中の水は重力に逆らうように全く落ちてこない。
次に、ベネディクトはポケットからストローを取り出し、それをペットボトルの口に放り込むも、少量の水がこぼれ落ちるだけで、一貫して水は重力に逆らったまま。
彼はペットボトルのキャップを閉めながら言う。「僕たちの身体は65％が水でできていて、水資源は僕たちの生活にも欠かせない存在だ」
そこから今度はペットボトルの水を別のビンに注ぎ、ボトルの中の水が本当の水であることを証明するかのように飲みきって終了。動画の最後で彼は締めくくる。「水資源を無駄にしないためにも、歯を磨くときも水を出しすぎないように気をつけよう」
11月にはベネディクト・カンバーバッチの最新作「ドクター・ストレンジ」が控えており（日本での公開日は2017年1月27日）、その中で彼は魔法を使うスーパーヒーローとして登場している。そこから、「ベネディクト」×「マジック」という着想を得たのかもしれない。
ちなみに、今回、彼が行ったマジックの元ネタは2014年に発売された「Water Works」（ウォーター・ワークス）という比較的新しいマジックであり、日本でも購入することができる。
